姿勢が悪いと体に起こってしまう悪いこと
腰が痛い、肩がこる、頭痛など
さまざまな体調不良の原因となるのが「姿勢」です。
姿勢が悪いと体が歪み
それが原因で体のいたるところに支障が生じてしまいます。
「姿勢」についてまとめました。
<背骨と背骨が体に与える影響>
体を支えている、体の中心
それが脊椎(背骨)です。
脊椎は、頭蓋骨の下から骨盤までをつなぐ
約30個の椎骨が積み重なるようにして形成されています。
椎骨と椎骨は関節でつながっていて
その間にはクッションとなる椎間板があります。
脊椎は体を支えるだけでなく
その中にある脊髄には知覚神経や運動神経が通っており
それを守ってくれています。
ですので椎骨が歪んでしまえば
これらの神経を圧迫することになります。
椎骨はゆるいS字カーブを描いており
体の衝撃を吸収できるようになっています。
こうしたバランスが崩れてしまうと
体に大きな異常をきたすことになってしまうのです。
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<姿勢が悪くなる原因は?>
一言で「姿勢が悪い」と言っても
さまざまな状態があります。
椎骨のS字カーブが大きくなりすぎていることもあれば
小さくなりすぎていることもあります。
そして、体はひとつにつながっていますので
例えば「猫背」といっても背中だけが歪んでいるわけではありません。
腰から歪みが生じていることがほとんどです。
さらに、椎骨の土台となっている
骨盤から歪んでしまていることも多いです。
その原因としては
・体を支える筋力の低下
・柔軟性の低下
・体重の増加による体全体への負担
などが考えられます。
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<姿勢の改善>
まず、姿勢が悪いというのは
癖のひとつであると言えます。
悪い姿勢でいることが癖になってしまっているから
正しい姿勢をするための筋力も低下してしまうのです。
それを改善するひとつめの方法としては
強制的に体を正しい姿勢にする
というのが考えられます。
姿勢を矯正するベルトによって
強制的に体を正しい姿勢にします。
体には直接的に効果はありますし
姿勢の改善には最も即効性のある方法になります。
ただ、あまりこうしたベルトに頼り過ぎてしまうと
体もベルトに頼ることが癖になってしまいます。
1日中使い続けるのではなく、
ある程度時間を区切って
体に正しい姿勢を覚えさせることを目的に使うことを
意識しながら使うといいと思います。
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<座っているときの姿勢>
人間の体は
座ることを前提に作られていません。
立っている状態が体にとっては一番自然な状態なのです。
ですので、座っているときは
立っているときの数倍もの負担が
体にかかっているのです。
だから立っているとき以上に
座っているときの姿勢には注意をしなければなりません。
同じ姿勢で座り続けないよう
いろんな座り方ができ、そのままストレッチにも使える
腰に負担をかけない座り方をすることも重要です。
骨盤をしっかりと包みこんで姿勢を支えてくれます。
長時間すわっていないとならない職場などに置いておくと良いです。
そして、なによりも大事なのは
先ほども書きましたが
こうした道具に頼りすぎないことです。
しっかりと運動をして、
筋肉をつけて、筋肉をほぐす
道具と運動の両方から
正しい姿勢とそれを支え続けられる体を作っていきましょう。